★被災地訪問レポート【石巻編】(2011-12-08)

前回のつづきです。

作業が終わって東松島市を出発、仙台市内の宿泊先には直行せずに石巻へ足を伸ばしました。移動中のバスの中で少しうとうとしていたところ「うわぁ…何だよこれ……」という嘆息まじりのなんとも形容しがたい声がしたので目を覚ますと、窓の外には今までに見たことのない光景が広がっていました。

原型をとどめない大きななにかの塊
津波に壁をぶち抜かれて柱だけになった空っぽの建物
累々とそびえ立つ瓦礫と車の高い山なみ
そして町も人の営みも消えたかつての住宅地

特に南浜町、門脇町といった地区では約9ヶ月という時間の経過を、人の生活があったその場所に生い茂る雑草だけが物語っているようでした。

しかしもう少しバスを走らせていくと、そんな消えてしまった町を見渡すことができる場所に「がんばろう!石巻」の大きな力強い文字が掲げてありました。その宣言を囲むように多くの花やお菓子がそなえられ、海外から届いた被災地を応援するパネルが飾られ、さらにその「がんばろう!石巻」の前にはこれまた大きく「復興するぞ!」の文字がありました。
地元の皆さんはどんな思いでこのひとことを掲げたのかな、復興までの長い長い長い道のりを歩いていくのにどれだけの気力を奮い起こしていかなくてはいけないのかな、被災地から離れたところに住む私たちはずっと寄り添っていくことはできるのかな…いろいろなことを思うと自然と涙が出てきました。

「がんばろう」
人には簡単に言うものの、実際にはとてつもなく重たい言葉だよなあ…と再認識しました。皆で背中を押して「がんばってもらう」のではなく、お互いに支え合って少しずつ前へ進んでいけるように、一緒に少しでも荷物を背負って歩いていきたいと強く思ったし、全国の皆さんにもそうであって欲しいと思いました。


必ずまた、東北へ行こうと思います。