★被災地訪問レポート【東松島編】(2011-12-07)
日本人なら1度は行かなくては!と思いつつもなかなか実現できなかった東北地方復興支援活動にようやく参加することができました。熱海市と伊豆市と東京から同じ思いでバスに乗り込んだ11人と、東松島市で合流した地元のボランティア団体さんと総勢約20人で瓦礫と土砂の除去作業を行いました。あの震災からもう9ヶ月めになろうとしているというのに、まだまだこのような作業があちこちで必要とされているのでした…。
伺ったところは畳屋さんを営むお宅とそのお宅のビニールハウスで、お出迎えしてくださったのは小さなおばあちゃんでした。津波と一緒に流れ込んできた瓦礫やら土砂やらを外へ運び出して欲しいとのことだったので、目の前にあった一見きれいめなビニールハウスの中を覗き込んでみたら、そこには堆く積まれた瓦礫と土砂の山。しばし呆然。
ちなみにこの日の天気は冷たい雨。全身防水加工の服+帽子とフード+防塵マスク+ゴム手袋といった格好での作業だったものの、あっという間に全身泥だらけ&動作が止まると寒くなるという状況。しかしそんな悪条件の中なのに畳屋さんのおばあちゃんも途中ナタを片手に作業に参加、私たちが瓦礫を運び出しやすいようにと庭の枝木を切ってくれました。「寒いから無理しないでね」「適当に休んでね」と声をかけてくれるおばあちゃんの声が温かくて、逆に元気づけてもらったような気がします。
そんなおばあちゃんの声に励まされながら土砂の中からいろいろな物を発掘、分別作業をしていると、小学生の書道作品、龍角散、ビンに入った小さなフィギュアのコレクション、裁縫箱、漁で使うガラスの浮き玉、ちゃぶ台等々…とにかくいろいろなものを見つけることになりました。何かモノをなくしちゃったという感覚ではなく、生活そのものが津波にのまれ壊れてなくなってしまったという感覚。自然の脅威を前にすると人間の営みというものはこんなにも儚く脆いものなのかと本当に切ない思いを感じました。
おばあちゃんの話によると、この地域には1.5mくらいの津波が押し寄せたとのことで(実際にはもうちょっと高かった模様)、これでもまだ隣の地区なんかと比べたら被害が小さく済んだとのこと。とは言ったって私たちのお昼休憩のためにと提供されたおばあちゃんの家の1階部分も津波に飲まれて生活できるような状況ではなく、今も電気や下水道が復旧していない状況なのでした。いったいいつになったらもう少しでも元に近い生活ができるようになるんでしょうかね…これから本格的な冬を迎えるのでとても心配です。
そして朝から始まったこちらのお宅での作業は最後に地面を均して14時半頃終了、そのあとには地元の交流イベント(このようなイベントも地域のみんなで元気を出してがんばろう!ということでほぼ毎週末行なわれているそうです)のお手伝いという作業も予定されていましたが、昼頃から雨脚が徐々に強くなりイベント自体が中止になったとのことで、そのまま宿泊先には向かわずに遠回りして石巻へ。
そこには想像を絶する光景が待っていました…



